【ニュース・ジャーナリズム】 「内向き」の日本
この記事で、日本の異文化の見方が ”小学生レベル" と指摘されています。
確かに、そうかもな、と感じる部分もありますし、
なにより、世界を渡っている華僑の意見として、非常に説得力があります。
日本と韓国の現代ドラマを比較すると、「ある違い」があるそうです。
韓国のドラマは、帰国次女など、外国がからむ展開が多いのに対し、
日本のドラマには、そういう展開は皆無に近い、と聞いたことがあります。
また、実際にアメリカ合衆国に在住している友人の話を聞くと、
他のアジア諸国に比べ、日本人留学生は極端に少ないそうです。
その人は、日本は視野が狭くなるのでは…と懸念していました。
本当に、このままでいいのでしょうか?
日本人は、外国に「住んでみる」という経験をする人が多くありません。
また、英語を使いこなせる人も、あまり多くありません。
英語を使いこなせる人が少ないということは、
今後、大きな問題になる可能性があります。
かつて、日本の大きな長所は、「識字率の高さ」でした。
字を読み書きできるというのは、日本では当たり前でしたが、
世界的に見ると、大きな長所でした。
多くの人が、新聞を読め、本を読める。文字でコミュニケーションが取れる。
そういう環境が、素養を高めていったのです。
かつてフランシスコ=ザビエルが日本を訪れたとき、
他の国と比べ、明らかに知的水準が高かったので驚いた、という話は有名です。
しかし、時代はインターネットによって、全く変わろうとしています。
これからは、ニュースにしても、SNSでのコミュニケーションにしても、
基本は英語になっていきます。
そんな時代に、英語が使えないのは、
「新しい文盲」と呼んでも過言ではないのではないでしょうか?
今後、少しずつ、知らないうちに、情報の格差が広がっていくかもしれません。
世界的に、情報格差は、大きな問題でした。
これを解消するために、今ではほとんど誰でもインターネットが使えるように
なってきています。
経済的格差は、目に見える短期的な問題ですが、学力の格差、情報の格差は、
長期的に見れば、とても大きな問題なのです。
これまでは、日本が便利で強い国であったがために、英語が使えなくても
かまわなかった。これが、日本人は英語に弱い、といわれる一番の理由でしょう。
しかし、ネット時代、グローバル化時代では、話が変わってきます。
単なるガラパゴス化だけでなく、国力の衰退につながっていく問題といえるのでは?
逆の問題もあります。
これだけ世界に類を見ない深刻な少子高齢化が進んでいるにもかかわらず、
移民・難民を受け入れない国としても有名です。
けっして大げさでなく、「異常」なレベルといってもいいくらいです。
本当に、世界はそういうふうに見ています。
新しい産業革命ともいえる、世界が、ものすごいスピードで変貌している世の中。
世界とのつながりを、日本人みんなが考えるときではないでしょうか?
それは、地方から都会に出た多くの人が経験しているのと基本的に同じです。
入ってくる情報、物の考え方、大きく自分に影響を与えているはずです。
それと同じことが、今は必要な時代だと思います。
「鎖国」を解き、「文明開化」が必要だと思いませんか?
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