RJNKの日記

いろいろ興味のあることを書いています。

【音楽】太田裕美さんについて

太田裕美さんと言えば、

ずっと「木綿のハンカチーフ」のイメージでした。

 

逆に言うと、ほかの曲を知らない世代だった、

ということですね。

 

大学時代に、NHKの番組で

「雨だれ」や「九月の雨」を聞いて、

自分の中で気になっていました。

 

6年くらい前でしょうか、

当時住んでいた鹿児島市

「ねんりんピック」というイベントが開かれ、

無料でコンサートを聴く事ができました。

 

その時、会場でCDが売られていて、

売ってたお兄さんの勧めで、

「短編集」と「心が風邪をひいた日」を

購入したところ、クオリティの高さに驚き、

一気にファンになりました。

 

私が特に好きなアルバムは、

「心が風邪をひいた日」

「こけてぃっしゅ」

「エレガンス」

「Feelin' Summer」です。

 

私は、もともと筒美先生が好きだったので、

太田さんに書いた曲が素晴らしくて、

二重惑星がお互いの引力で引かれているように、

どんどん好きになっていったような所があります。

 

私の中で太田さんのイメージは、

「親しみやすいシンガーソングライター」です。

ソルフェージュ能力があって、

譜面を見ただけで曲想を理解するのは、

筒美先生もずいぶん助かったようですし、

簡単な作曲もできる、ピアノが弾ける、

でも、一流のシンガーソングライターと

比べると、作曲の能力がもう少し欲しい…

そういう立ち位置にある歌手だと思います。

 

歌に関しては、ちょうど「こけてぃっしゅ」の時期に

喉を痛めてしまって、そこから「声変わり」した印象です。

それまでは、どこか子供っぽい癖のある歌い方で、

九月の雨を境に、正統派の歌い方に近づいた気がします。

 

木綿のハンカチーフは、初期の頃の歌い方でした。

歌詞に悲しみを秘めながらも、牧歌的に広がるメロディと、

太田さんの素朴さを感じる甘い声がマッチして、

後世に残る大ヒットにつながった、と思っています。

 

彼女の歌声は独特なので、

割と好みが分かれる声だったのかもしれません。

私の母は、太田さんの歌声は、嫌いみたいですが、

私は、割と好きでした。

 

彼女は、今でもよく弾き語りをしながら歌いますが、

ピアノがちゃんと弾けるというのは、武器だったと思います。

 

最後に「Feelin' Summer」をあげたのは、

非筒美作品の中で、気に入っているアルバムだからです。

彼女の歌と曲があっていたと思うし、

自身の作曲の腕も、かなり確立された感じがありました。

正直、私は太田裕美×筒美京平のコンビが好きなのですが、

ちょっと殻を破ったということで、あげさせてもらいました。

 

インディーズみたいな扱いみたいですけど、

最近では伊勢正三さんが作曲された「初恋」が好きです。

木綿のハンカチーフもそうですけど、

どこか純朴さのある曲が、彼女に合っているようですね。

 

今後は、好きなアルバムについて、

集中的に書いてみたい気もしますけど、

いかがでしょうか?

ご意見がありましたら、コメントください。

 

ELEGANCE

ELEGANCE

 

 

 

太田裕美白書

太田裕美白書

 

 

 

太田裕美/短編集

太田裕美/短編集

 

 

 

 

 

始まりは“まごころ”だった。

始まりは“まごころ”だった。