RJNKの日記

いろいろ興味のあることを書いています。

キリスト教について

今日は土曜日なので、なるべく皆さんと

コミュニケーションをとりたいと思います。

 

今週、神父様が5日連続で集中講座を

なさいまして、勉強になりました。

内容はおいおい話していこうと思いますが、

今日は、そんな難しいことは話さないで、

簡単な話をしてみたいな、と思いました。

 

さて、これまでも、私がカトリック信徒なので、

キリスト教に関わる話をたびたびしてきましたが、

初めて、「キリスト教」というカテゴリーを

つくってみました。

 

これは、2つの感情があって、

何か規約の中で、宗教のことはあんまり…

みたいなことがあった気がして、

自粛していたのですが、

はてなさんから苦情が出れば、

このカテゴリーは削除します。

 

一方では、日本では近くて遠い宗教である

キリスト教の話を、気軽にしてみたかったのです。

勧誘、というほどのものではありません。

ただ、雑談をしてみたいと思っています。

 

おそらく、この150年、

たくさんの宣教がなされて、

ある意味、異常なほど成果が上がっていません。

なので、私も宣教という気持ちはありません。

ただ、信者さん、非信者さんに向けて、

ほのぼのと話をしたいだけです。

興味のない方は、カテゴリー見て

飛ばしてくださっても結構です。

 

おそらく、一般の方がキリスト教と聞いて、

イメージする物はなんでしょうか?

「おとぎ話」「偽善」「難解」

このようなものだと思います。

 

興味のあることには回答しますが、

ここでは、「偽善」と「難解」の話を

したいと思います。

 

「偽善」というと、多くの人の心に残るのは

十字軍、列強による植民地政策、

外国の司祭たちの性的虐待だと思います。

これに関しては、人間の罪であり、

限界であり、言い返す言葉はありません。

 

特に、近年、なぜ安土桃山~江戸時代にわたり、

禁教になったのか、という話で、

日本を防衛するための国防戦略だった、

という声が非常に聞こえてきます。

 

私も、そのとおりだと思います。

日本が事実上の「植民地」になったのは、

GHQから占領されたときだけですが、

この時は、むしろ日本にいい影響を与えたと

私は思っています。

本当の自由主義が日本にもたらされたからです。

 

しかし、1600年前後のスペイン・ポルトガルによる

植民地は、どうでしたかね?

あれは「搾取」と呼ぶべきものだったでしょう。

 

ですから、一部の宣教師が王国と組んだことにより、

国防上の理由から禁教になったことは、

私は不幸なことではあったけれども、

事情が事情だけに、理由はあったと思っています。

 

ただ、植民地という上層部の汚い考えに翻弄された、

純粋なキリシタンは、かわいそうだったと思いますよ。

当然の報い、というのも、それはそれで変でしょう。

 

日本も大東亜共栄圏時代、多くの国を支配下に置きました。

文明が遅れた国の中には、感謝の声さえ聞かれますが、

一方で、宗氏改名や神社崇拝を痛恨の歴史とする国も

あります。彼らは、いまだに神社嫌いが多くいます。

ですが、日本人が神社を嫌う必要などないのです。

 

人間というのは…そういうものなのです。

そういう人間の罪を教えるのがキリスト教です。

 

次に、「難解」という部分ですが、

確かに難解ですね。

救世主であるイエスは、

かなり厳しいことをおっしゃっています。

 

一方で、イエスの召命を受けたパウロは、

そうとう優しい事を言っています。

 

これをどう判断するかは、

一概には言えませんね。

 

エスの発言の特徴として、

「あえて人間に厳しいレベルを要求する」

ということがあると思います。

 

例えば、1デナリオンの返済を待ってやるべき、

というなら、受け入れられる人も多いでしょう。

ところが、あえてイエスは100デナリオンというのです。

 

あえて、受け入れづらいことをおっしゃっている。

そんなことをすれば、この世の秩序はめちゃくちゃになる、

と思わせることを、多くおっしゃっている。

そこに、疑問を感じる方も多いと思います。

 

私の意見ですが、イエスはあえてできないことをいって、

人間が思い上がらないようにしているのだと思います。

もしできなければ、永遠の火に投げ込まれるのでしょうか?

私は、そうは思いません。

エスが自ら惨めに苦しみ、人間の罪を赦したからです。

 

私の中には、神は人間を愛したいのか?裁きたいのか?

私は、愛しているという信頼を持っています。

これは、インスピレーションによるものです。

 

ただし、パウロでさえ、

「神の気に入らなかったので殺された」

「自分の作品を好きなようにしてはいけないのか」

と発言しています。

神の全能性、裁きを否定するのも、

また傲慢だと私は考えています。

神と人間の関係は、親子の関係のようです。

どんな親子でも、血のつながりがあります。

神様と人間は、同じように、霊によってつながっています。

 

ここまで話す気は全くなかったのですが…。

私が話したかったのは、本当はこれだけです。

 

キリスト教に興味を持つ方は、

まず新約聖書を開き、マタイ福音書を読むと思います。

しかし、いきなり系図で、少し読みにくいかもしれません。

 

私は、読むならルカかヨハネからはじめるほうが

いいと思います。

 

あと、児童文学もお勧めです。

キリスト教文化に馴染みのない日本人には、

子供向けの作品のほうがわかりやすかったりするのです。

 

私のお勧めは、「わたしのアンネット」です。

 

時間が多く取れるわけでもない方も多いでしょうから、

総集編だけをリンクしておきました。

 

この作品には、人間の弱さ、怒り、悔い改め、

独善、そして赦しと本当の平和、

キリスト教の伝えたいメッセージの

ほとんどがつまっていると思うのです。

 

ただ、当時の世界名作劇場では、

視聴率が低かったようですね。

日本人が感じるキリスト教の感覚ですかね。

 

日本では、150年宣教しても、

ほとんど実りはありませんでした。

できれば、この作品を見て、

何かを感じてほしいな、と思います。

個人の感想なので、ポジティブな感想でも、

ネガティブな感想でも、なんでもあるでしょう。

ですが、見ないでいるより、2時間使って

見ていただければ、私としては幸せです。