RJNKの日記

いろいろ興味のあることを書いています。

【ニュース・ジャーナリズム】杉田水脈議員のツイートについて

自由民主党杉田水脈議員が、

LGBTは生産性がない」という旨の

ツイートをして、問題になりました。

 

殺害予告を受けて、

警察に護衛してもらう代わりに

ツイートを消去する事態になったようです。

 

まず、この殺害予告をした人物は、

脅迫罪で訴追されるべきだと思います。

 

その上で、この問題について書きます。

 

私は、典型的なLGBTではありませんが、

他の人とは、どこか違うという気持ちが

小さいときからありました。

 

私の好むものは、大抵女子の好むものでした。

それ自体に困るという程のことは

なかったのですが、困ることもありました。

 

例えば、漫画などでいうと、

自分の好きな作品を購入するときなど、

変人を見る目で見られるのが普通の時代でした。

そこで、私は「闘争」しなければ

なりませんでした。

 

そういう自分の傾向のために、

私はLGBTに対して親和的であり、

表立った行動は特にとりませんでしたが、

だからこそ、ここまで支持を広げた行動に

敬意を感じています。

 

さて、杉田議員のツイートですが、

過去にも子供を3人以上産むように、など、

政治家の発言が物議をかもすことがありました。

 

杉田議員のツイートは、子供を作らないことに

「生産性がない」というものでした。

何をもって生産性というのかは

本人でないとわかりませんが、

少子化という点ではそうでしょう。

それ以外の生産性はあると思います。

 

ですから、私個人としては、

杉田議員のツイートには賛同しません。

 

しかし、同時に複雑な感情も秘めています。

私たちの主張は、

「多様性を認めてほしい」というものでした。

 

生産性がないことに税金を使うなにしろ、

子供を作れにしろ、私は賛同はできませんが、

いちおうの言い分はあります。

必ず、反対意見というものがあります。

私たちの時代は、私たちが反対分子でした。

それが逆になった…それでいいのでしょうか?

 

私たちが求めていたのは、多様性でした。

ですから、反対意見を封殺するようなことは

私は、したくありません。

日本は、自由主義、民主主義の国です。

 

個人が言ったらどうなのか?

議員が言ったらどうなのか?

確かに、公人には社会的役割がありますが、

それは反対意見を言ってはいけない理由には

まったくなりません。

 

私は、別の記事で、人気商売は風見鶏で、

風に乗ることが成功のポイントと書きましたが、

政治家は人気商売ではありません。

自分を持っていることが大事だと思います。

意見が合わなければ、民意を得られず、

選挙で当選できない、ということです。

 

ですから、私が経験した経過を踏まえても、

自由主義、民主主義の原則からしても、

反対意見を封殺することには否定的です。

彼らは彼らで、私たち当事者や支持者は私たちで、

正攻法で訴えていきたいのです。

そうやって、権利は認められると思います。

 

最後に、あるカトリックの神父様の言葉を

私は1対1で直接お聞き致しましたので、

皆様にもお聞かせして、終わりたいと思います。

 

性は、アイデンティティなのです。