ヨハネ23世
時間がおそろしく少ない訳ではないのですが、
意外と、いろいろなことができません。
更新がゆっくりですみません。
今日はヨハネ23世の日です。
日本で特別なミサが行われることはありません。
ここはカトリックの方、他教派の方、他宗教の方、
宗教を持たない方、いろいろご覧になっていると思うので、
わかりやすく、かつ真剣に書きます。
「カトリック教会の現代化」を提唱した人で、
マルチン=ルター以来の大変革という評価も聞かれます。
確かに、信者からすると、同意できるほどの大変革です。
私に、公会議がなければ洗礼を受けなかったかもしれない、
と正直な胸のうちをおっしゃったシスターを存じています。
一方で、カトリックの自殺とまで呼び、
嘆く保守派もごく一部にいらっしゃるようです。
まさに、ルター以来の大変革というのは、
オーバーでない評価だと思います。
少なくとも日本では、歓迎の声がほとんどです。
私は、この変革を最近、考えていました。
これは「革命」なのかと。
なぜそれを考えたかというと、人間の死を見つめたからです。
ルター以来、多くのプロテスタント教派ができました。
ほとんどカトリックと同じものから、感覚が違うもの、
思想(霊性)がかなり違う教派まであります。
しかし、それでもほとんどの教派は、
理屈ではなく、感覚でわかります。
ですから、違う部分があっても、
キリストの下にあるものとして、
堂々と兄弟と呼べると私は言います。
(他宗教の人が兄弟でない、という訳ではありません。
形容しがたいニュアンスの違いをご理解ください。)
ですから、公会議を経ても、ローマカトリック教会は
本質的に同じで、普遍的です。
それでも、死後は気になります。
死ぬと、天国に行くのか、煉獄という天国の前の試練にあうのか、
キリスト者として残念な発言ですが、
もしかしたら何もなかったら…という選択肢も考えます。
肯定的に修業の過程と捉えることもできますし、
信仰の薄い、まだ本物ではないという批判もできるでしょう。
私達にとって、信仰は道であり、真理であり、命です。
いつくしみ深き神よ、私達がどこから来てどこに行くのか、
あなただけがご存じです。
…この祈りの「いつくしみ深き」という言葉は、
私達にとって、おそろしく重い言葉だと
お気づきでしょうか。
でも、文字通りですよ、アーメン。
ここは匿名です。
興味があれば、何でも書きこんでください。
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