RJNKの日記

いろいろ興味のあることを書いています。

教区報

今日から2月ですね。

 

インターネットで、

かつていた鹿児島司教区の

2月の教区報を読みました。

 

おそらくほとんどの信徒さんは

明日のミサのおりに

手に入れるのでしょうが、

今はインターネット時代なので、

福岡にいながらにして

早く読むことができます。

 

鹿児島の教区報は

なかなか面白くて、

ラ・サールの岩崎先生の

ウガンダ見聞録など、

読みごたえがあります。

 

福岡司教区の教区報は

明日以降ゆっくり読みたいと

思いますが、

福岡の教区報は

かなり昔のものまで

アーカイブされています。

 

この間、1969年の教区報を

一部読んでみました。

典礼暦が今と違っているのが

一番新鮮でした。

 

その他、聖書の人物の日本語が今と違う、

助祭・守門などが出てくる、

回勅フマネ・ヴィテについて

受け止め方を書いてあったり、

いろいろ見るべきものがありました。

 

もう1つ、新鮮だったことがあります。

 

しばしば第2バチカン公会議以前の

カトリック教会のことを

食えないものみたいに言って、

それ以降のカトリック

素晴らしいものになった、みたいな

ニュアンスで語られる

ことがあるので、

 

以前はどんなにひどかったのか、

実際はどんな感じだったのか、

知りたいという気持ちがありました。

それで昔の教区報を

読んでみたいと思ったのです。

 

この時代は第2バチカン公会議

終わったばかりで、

まだノヴスオルドのミサも

始まっていないときでしたが、

 

カトリックの女子校に通う

生徒が実際に対談して、

ミッション系の女子校に行くなら

いつからがいいと思うか、とか、

女子校と共学はどっちがいいか、とか

率直に本音で話しあったり、

 

信者を増やすにはどうすればいいのか、

今のカトリック教会に足りない魅力は何か、

創価学会プロテスタント

比較してダメ出しをしたり、

 

今の教区報にはない活気を

感じたのです。

これはけっこうな驚きでした。

 

第2バチカン公会議以前も

そんなに悪いことはないんじゃない?

という気持ちも湧いてきました。

 

気になっていたのは、

昔はプロテスタントは離教者で

地獄に落ちると考えられていたと

何度か聞いていたのですが、

 

離教者というより、

完全な別宗教のような

扱いをしていることが伺えます。

ここはやはり今と違いますね。

 

いつの時代も、

教区報には生きた信者さんの

信仰生活の息づかいが

紙面に表れていて、

とても面白いと思います。